Digest

工芸と人をめぐる、私たちの読み物。

ものづくりの現場

道具が絶えれば、工芸も絶える ─ 能登の野鍛冶 ふくべ鍛冶

石川県能登町の港町・宇出津で、明治41年から続く鍛冶屋があります。海女の道具から輪島塗の職人の刃物まで、この土地の暮らしに必要な道具はすべてここでつくられ、直されてきました。四代目の干場健太朗さんに話を聞きました。

人の肖像 Vol.3 / 2024 Autumn

九谷焼に息づく巨匠の技を届けたい ─ 北野陶寿堂 北野広記さん

九谷陶芸村に店を構える北野陶寿堂は、多くの窯元の作品を束ね、品質を確かめて送り出す問屋です。日本の最高峰の工芸品を扱う MUSUBI Gallery を九谷焼から始めるにあたり、北野広記さんに話を聞きました。

人の肖像 Vol.3 / 2024 Autumn

青い粒を、ひと粒ずつ ─ 九谷焼・三代 仲田錦玉さん

金やプラチナで描いた文様の余白に、微細な青い点を等間隔で打っていく「青粒・盛金」。100年以上受け継がれてきた九谷焼の加飾技法を、三代目として受け継ぐ仲田錦玉さん。石川県の工房を訪ね、職人になるまでの道のりと、技法をひらいていく試みについて伺いました。

産地の物語 Vol.4 / 2025 Winter

産地を訪ねて ─ 角館 樺細工

山桜の樹皮を貼り重ねてつくる樺細工は、秋田県仙北市角館町だけに伝わる工芸です。木を切らずに皮だけをいただき、二、三年乾かしてから使う。明治9年創業の八柳さんと、二人の職人の仕事を訪ねました。

Musubi Labから Vol.6 / 2025 Summer

「美しい」を、器ごとに訳し分ける

英文ライターの相葉美奈。商品紹介文を書くときも、お客様の声を訳すときも、「美しい」ひとつをとって、器の表情や背景にふさわしい言葉を探しています。

人の肖像 Vol.1 / 2024 Spring

しがらみのない更地で次の代に渡したい ─ 備前焼・宝山窯 森敏彰さん

室町時代末期から続く窯元の家に生まれ、美術大学ではなく文化財学を選んだ。備前焼の技術論よりも、まず環境を変えなければならないと考えたからだ。宝山窯の森敏彰さんに、次の世代に何を渡すのかを聞いた。

Musubi Labから Vol.1 / 2024 Spring

窯元さん・作家さんの、一番のファンでありたい

商品企画を担当する白田愛。展示会や産地への訪問で作り手と向き合いながら、器の魅力をどう伝えるかを日々考えています。

Musubi Labから Vol.2 / 2024 Summer

窯元の皆さまとお客様の、架け橋として

商品企画とカスタマーサポートを兼任する須貸彩子。窯元さんへの発注や在庫の管理から、お客様からの問い合わせ対応まで、両側に立ってやりとりを重ねています。

人の肖像 Vol.2 / 2024 Summer

しだれ桜を、一筆で描く ─ 清水焼・陶泉窯 谷口哲也さん

五条坂で150年以上、清水焼をつくり続ける陶泉窯。春の食器セットに選んだのは、京都・祇園のしだれ桜を描いた「祇園桜」でした。四代目の谷口哲也さんに、絵付けのこと、店に来る海外のお客様のこと、そして京都感が伝わるということについて聞きました。

産地の物語 Vol.3 / 2024 Autumn

産地を訪ねて ─ 三川内焼

新商品の選定や制作工程の取材をするために、各地のお取引先様を訪問しています。今回は長崎県佐世保市の三川内焼の産地を訪ねました。染付の緻密な絵付けと、指先で花を咲かせる平戸菊花飾細工の現場を拝見しました。

人の肖像 Vol.4 / 2025 Winter

物語がなければ、味の半分は失われる ─ アトランタ・O-Ku 濱屋雅友さん

ジョージア州アトランタの和食レストラン「O-Ku」でシェフを務める濱屋雅友さん。埼玉に生まれ、アメリカで料理人としての道を歩んできた彼に、有田焼・田清窯の蒸碗を送り、料理を作っていただきました。

人の肖像 Vol.4 / 2025 Winter

誰も辞めるという選択肢を持っていなかった ─ 輪島塗・田谷漆器店

能登半島地震のあと、輪島塗の産地では多くの職人が仕事を離れた。そのなかで田谷漆器店では、誰ひとり辞めなかった。代々受け継がれてきた「明るさ」と、職人を信頼して任せきる経営について、代表の田谷昂大さんに聞いた。

ものづくりの現場 Vol.6 / 2025 Summer

和菓子の型から、箸置きが生まれた ─ 若狭塗・マツ勘のものづくり

地元の和菓子店が代々使ってきた落雁の型が、箸置きになった。伝統技法を継ぐ工房が業界のわずか2%という若狭塗の現実のなかで、決まった型を守るのをやめたマツ勘のものづくりを追った。

人の肖像 Vol.6 / 2025 Summer

100年先の価値を見つめて ─ マツ勘・松本啓典さんとの対談

毎日使う箸に、どこまで世界を込められるか。若狭塗の産地・小浜で創業100年を迎えた箸メーカー、マツ勘。4代目社長の松本啓典さんに、ビジョンを言語化した理由、職人と地域との関わり、そして100年後に残したいものを聞いた。

Musubi Labから

美術が苦手だった私の、モノと向き合う9つの視点

私は長いあいだ、美術鑑賞に苦手意識がありました。仕事と個人の探求を通じて少しずつ見出してきた見方が、いまのところ九つあります。そして、その先で行き着いたのが茶の湯でした。

産地の物語 Vol.8 / 2026 Spring

産地を訪ねて ─ 会津

新商品の選定や制作工程の取材をするために、各地のお取引先様を訪問しています。今回はカメラマンと一緒に会津塗の取材で、福島県会津若松市を訪ねました。会津塗は、松竹梅や破魔矢、桧垣などの縁起の良い文様である会津絵が美しい会津地方の漆器です。

人の肖像 Vol.8 / 2026 Spring

テキサスで息づく江戸前の精神 ─ レオ・ケコア氏が描く和食の舞台

テキサス州フリスコの「Kinzo Sushi(キンゾー・スシ)」で江戸前の技を磨くレオ・ケコア氏。毎日豊洲から届く魚と日本の器を軸に、海外の地で和食を表現する彼の仕事には、確かな信念が息づいている。

人の肖像 Vol.8 / 2026 Spring

フランスからタスマニアへ ─ 新たな和食の風景を描く

二十三歳にしてホテルレストランで料理長を務めるフランス人シェフ、ヴィクトール・エマニュエル氏。フランスと日本で研鑽を積み、現在はタスマニアのFreycinet Resort(フレシネ・リゾート)で日本料理を手がける。彼の料理と器への思いについてうかがった。

産地の物語 Vol.8 / 2026 Spring

伝統工芸のブランド化と需要拡大を目指して ─ 愛媛県のものづくり産業支援

伝統的な手仕事産業を再び盛り上げ、その消費を回復させるには、どのような取り組みが具体的に必要なのだろうか。愛媛県での事例について、県営業本部の笠置規義さんと、伊予水引金封協同組合顧問の月岡彩さんに話を聞いた。

Musubi Labから Vol.8 / 2026 Spring

伝統の技を、現代のビジネスシーンへ

Musubi Labの法人事業チームに加わった西郡華子。海外のホテルやレストラン、企業や小売店など、法人のお客様に関わる案件を中心に業務に携わっています。

ものづくりの現場 Vol.8 / 2026 Spring

オリジナルのラーメン鉢ができるまで

世界に届けたい「かたち」と「景色」。MUSUBI KILNが自社で開発を手掛けたオリジナルのラーメン鉢。試行錯誤の末に辿り着いた「理想のラーメン鉢」とは。

ものづくりの現場 Vol.8 / 2026 Spring

海の向こうへ、日本の美意識を伝える ─ オリジナルパッケージに込めた想いとは

海を越えて届く伝統工芸は、受け取る人にとって、単なる配送物ではありません。MUSUBI KILNがオリジナルラーメン鉢の開発とともに挑んだ、もうひとつの大きなプロジェクト。

人の肖像 Vol.8 / 2026 Spring

人と人を結ぶプロダクトデザイン ─ 戸田祐希利さんの仕事

伝統技術を受け継ぐ各地の職人とともに時代に合った新たな価値を生み出し、伝統工芸の未来を切り拓くプロダクトデザイナー戸田祐希利さん。「伝統工芸は土地の物語を伝えるメディア」と話す、戸田さんのものづくりとは―――。

Musubi Labから Vol.7 / 2025 Autumn

伝統工芸の魅力を世界に伝える ─ Musubi Lab のクリエイティブ

冒頭の特集で取り上げた山浦早織さんの作品は MUSUBI Gallery にて公開しています。ここでは、クリエイティブグループがつくり手や作品の魅力を引き出すために行っている工夫について紹介します。

産地の物語 Vol.7 / 2025 Autumn

産地を訪ねて ─ 愛媛

新商品の選定や製作工程を取材するために、各地のお取引先様を訪問しています。今回は、愛媛県伊予郡にある、梅山窯と東窯の2つの窯を訪問。「砥部焼」という共通点がありながらも、それぞれに際立つ個性を実感する出張取材になりました。

産地の物語 Vol.7 / 2025 Autumn

シンガポールにおける工芸品販売の現状 ─ 自治体による海外展開支援

海外から注目を集めている日本の伝統工芸品。だが、その魅力を客観的に捉え、適切に伝えることができなければ、消費者の心を掴むことはむずかしい。その課題に石川県は取り組み、伝統工芸界を支援している。

人の肖像 Vol.7 / 2025 Autumn

好奇心が、新たな道を切り拓く ─ 山浦早織さんの作品づくり

見る者に波のさざめきを感じさせる「さざめく」シリーズなど、遊び心あふれるデザインと個性的な色彩感覚で、新たな九谷焼の表現を追求し続けている作家の山浦早織さん。独特の世界観が生まれた背景や、作品づくりにおいて大切にしていることとは──