Musubi Lab で英文ライターをしている相葉美奈です。つくり手の皆さまの作品と、そこに込められた思いや歩みを、海外のお客様に紹介しています。実際に手に取ることができないお客様に、どうすれば魅力を最大限にお伝えできるか。一つひとつに心を寄せながら書いています。
その先に、誰かの「このうつわが好き」「この置物を自宅に飾りたい」という気持ちが芽生えるきっかけとなっていたとしたら。それこそが私にとって何よりの喜びであり、文章を書く意味そのものだと感じています。
「美しい」だけでは足りない
そうした出会いが生まれるように、言葉選びには常に気を配っています。お客様からのご意見を訳すときも、商品紹介文を書くときも、そこに込められた気持ちが正しく伝わるよう、言葉を探しています。
たとえば「美しい」という表現ひとつをとっても、「気品がある」「優美」「華やか」と、器の表情や製作の歴史的背景に応じて、最もふさわしい言葉が変わります。単に意味を訳すのではなく、その奥にある暮らしや価値観を想像して伝えることが、私の仕事だと思っています。そこに難しさを感じることもありますが、同時に、この仕事ならではの面白さもあります。
「いつも新しい発見がある」
そうして綴った文章が、誰かに届いたと感じられる瞬間が最近ありました。弊社サイトを訪れてくださった海外の読者の方から、「いつも新しい発見がある」というコメントをいただいたのです。
つくり手の皆さまが伝え続けてこられた技と心が、海の向こうの暮らしの中で驚きや喜びを生み出している。そのことを実感した出来事でした。それは私だけでなく、日々皆さまの魅力を世界に届けようと努めている Musubi Lab のメンバー全員にとっても、大きな励みになっています。
遠い国の食卓に、ある日ふと
これからも、皆さまのものづくりを丁寧に紹介しながら、海外のお客様にとっての新たな出会いや、小さな冒険につながるような記事をお届けできればと思っています。取材の機会がある際には、どうかいろいろなお話をお聞かせいただけたら嬉しいです。日本の美しい工芸品の素晴らしさを、世界へと届ける橋渡しの一端を担えたらと願っています。
遠く離れた国の食卓に、ある日ふと皆さまの器が並ぶ。そんな瞬間を想像しながら、今日も文章と向き合っています。